どのライセンスが必要か — 判定ガイド
版数: 第1.0版 / 制定日: 2026-07-21
GRAPHY-Next のライセンスは、性質の異なる2つのトラックに分かれています。 まず自分がどちらのトラックにいるかを判定してください。
本ガイドは、当社のライセンス体系を分かりやすくご説明するための一般的な資料であり、 法的助言ではありません。 AGPL-3.0 の解釈および遵守は、最終的にはお客様ご自身の責任において、 必要に応じて法律専門家にご確認のうえご判断ください。 本ガイドの記載に依拠して生じた結果について、当社は責任を負いません。 個別の構成についてご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
判定は「実行するだけか、外に出すか」
GRAPHY-Next を…
自分(自組織)の施設内で実行して使うだけ
│
└──▶ 【トラック1】エンドユーザー・ライセンス
無償 / サブスクリプション購読 / サイトサポート
→ 商用ライセンスは不要です
自社製品への組み込み・第三者への再頒布・自社SaaSでの提供を行う
│
└──▶ 【トラック2】商用ソースライセンス
個別契約(用途・規模に応じた個別見積)
なぜこの線で引けるのか — AGPL-3.0 のコピーレフト義務は、ソフトウェアを頒布したとき、 または改変版をネットワーク越しに第三者に使わせたときに発生します。 自組織内で実行しているだけであれば、改変していてもソースコードの公開義務は生じません。 したがって、通常のエンドユーザーには商用ライセンスは必要ありません。
トラック1: エンドユーザー・ライセンス
対象 — 病院、クリニック、健診センター、大学、研究機関、企業の研究部門など、 GRAPHY-Next を自組織で実行して使う利用者。
| 無償プラン | サブスクリプション購読 | サイトサポート | |
|---|---|---|---|
| ソフトウェアの許諾 | AGPL-3.0(無償) | AGPL-3.0(無償) | AGPL-3.0(無償) |
| 料金の対価 | — | テクニカルサポート | テクニカルサポート |
| 販売形態 | 無償 | 月額 700円(税込)・いつでも解約可 | 年額・1部門単位・都度更新(下表) |
| サポート | なし(コミュニティのみ) | Standard(数値目標なし) | Priority(最優先) |
| 対象者 | — | 制限なし(購読1件あたり) | 指定部門の所属者は人数制限なく問い合わせ可(学生を含む) |
| プロプライエタリ・コンポーネント | × | ×(現時点で提供なし) | ×(現時点で提供なし) |
| 締結 | クリックラップ | クリックラップ | 標準は契約書レス(見積→注文書→納品書→請求書)。相手の会計規程で必要な場合のみ記名押印 |
| 文書 | 別紙A | 別紙B/購読ページ | 別紙C/利用条件 |
サイトサポートの料金区分(税込・1部門・12か月)
| 区分 | 実利用者数 | 年額 |
|---|---|---|
| スモール | 1〜30名 | 350,000円 |
| ミディアム | 31〜100名 | 700,000円 |
| ラージ | 101名以上 | 1,200,000円〜(個別見積) |
実利用者 = 指定部門で実際に GRAPHY-Next を使用する者。 学生・大学院生は人数に含めない(サポート対象には含まれる)。 複数部門割引: 同一法人内で同時申込の2部門目以降は定価の80%。 期中に区分上限を超えたら差額を残存月数で月割追加請求、減っても払い戻しなし。 前払・期間中の任意解約不可。初回のみ「開始日〜直近の3/31」の短縮契約(月割)を選択可。
重要 — 有償プランで購入するのはテクニカルサポート(役務)であり、ソフトウェアの使用権ではありません。 本体は3プランとも AGPL-3.0 で無償です。契約が終了しても、ソフトウェアはそのまま使い続けられます。
別途の保守契約は締結しません。 テクニカルサポートは別紙B・別紙Cに内包され、 その範囲・水準は別紙Dによります。
将来、プロプライエタリ・コンポーネント(プレミアムプラグイン等)を提供する場合は、 **サポートとは別建ての「ソフトウェア購入オプション」**として別途請求します。
トラック2: 商用ソースライセンス
対象 — ソフトウェアベンダー、装置メーカー、SIer、遠隔読影サービス事業者など、 GRAPHY-Next を自社の製品・サービスに載せて第三者に提供する事業者。
次のいずれかに該当する場合、AGPL-3.0 を遵守するか、商用ソースライセンスを取得するかの選択になります。
- GRAPHY-Next の全部または一部を、クローズドソースの自社製品に組み込む
- GRAPHY-Next を自社製品・自社装置に同梱して顧客に出荷する
- 改変版をネットワークサービス(SaaS・遠隔読影等)として第三者に提供し、 その対応ソースコードを利用者に公開したくない
- AGPL-3.0 以外の条件(自社の EULA 等)で再頒布する
- 保証、知的財産権侵害に関する補償(インデムニティ)、SLA を伴う契約が必要
このトラックは定型プランではなく、用途・規模・期間・サポート水準に応じた個別契約となります。 customerservices@vis-ionary.com までお問い合わせください。
判断に迷いやすいケース
| ケース | 判定 |
|---|---|
| 病院が院内サーバに web モードを立てて、自院の職員に使わせる | トラック1。第三者への提供ではありません |
| 病院が改変版を院内で使う(ソース公開はしない) | トラック1。頒布していないため公開義務は生じません |
| 大学が研究で使い、成果を論文にする | トラック1(無償)。論文発表はソフトウェアの頒布ではありません |
| 病院が改変版のソースを他院に渡す | トラック2 が必要になり得ます(頒布。AGPL 遵守でも可) |
| グループ内の別法人に配布する | トラック2 が必要になり得ます(別法人への提供は頒布) |
| 遠隔読影事業者が、改変版の画面を院外の顧客医師に使わせる | トラック2(AGPL 第13条が発動) |
| 装置メーカーがビューアとして同梱出荷する | トラック2 |
| SIer が病院に導入・設定作業を請け負う(改変も再頒布もしない) | トラック1(導入先の病院がライセンシー) |
上表は典型例の整理であり、個別の事情により結論が異なる場合があります。 判断に迷う場合は、実際の構成を添えてお問い合わせください。 研究・教育目的の利用者が無償トラックに留まれるよう支援する方針です。
Visionary Imaging Services, Inc. / customerservices@vis-ionary.com